これもよく聞かれるんですが理容師と美容師って何が違うのか?
似て非なる職業の理容師と美容師、国の試験を受ける国家資格ですが理容師法と美容師法に分かれて管轄されてて本当は全く違う職業なんですね。
理容師法では鋏や剃刀を使って容姿を整えるのが理容師
美容師法ではパーマやカラーで容姿を美しくするのが美容師
と書かれています。
いや!分からん!
ですよね~(;^ω^)
しかし国家試験の内容は全く違う物になっています。
理容師・美容師の国家試験はまず筆記試験があり筆記試験に合格すると実技試験を受ける権利を得ます。
理容師の実技試験は受験者同士がモデルとなってカット試験と剃刀を使った顔そりの試験(現在はウイッグを使用)
美容師の実技試験はウイッグを使いピンパーマとロッドパーマの試験・カラーの知識を問う試験
試験内容から分かるのは理容師は事業所(理容室)ではカット・顔そり・シャンプー・セットのみのサービス提供でパーマ・カラーのサービス提供は出来ません
美容師は事業所(美容室)ではパーマ・カラーのみのサービス提供でパーマあてた時のみ毛先のカットが許されてて、カットのみのサービスは提供出来ません
しかし多くの理容室でパーマ・カラー、美容室でカットのみのサービスが提供されてます、これはお客様の要望に応えた結果であり、またパーマ・カラー・カットのみのお客さんを断れば収益の悪化にも繋がり失客の恐れもありサービスの提供がなされています
これは行政も知っており改善するのが難しい問題なので現在は黙認されてる状態です、ただ厳密に言えば違法状態なので改善すべく理容師法美容師法を統合して1つの国家資格にする話が進んでいます
そして、この理容師免許・美容師免許は事業所を開設する時に必要で事業所で働くには持ってなくてもいいのです!
ええ!店の皆、免許持ってると思ってた!
これは理容師美容師の免許を取る時にインターン制度があり筆記試験合格者は1年間事業所で実務経験を経験しないと実技試験が受けれなからなんですね
現在は2年制となっていますが私が理容師の専門学校に通ってた当時は1年制(通信制は2年)で理容師・美容師になりたい人は国の認可を受けた専門学校のそれぞれのコースに入学し1年間学校に通い卒業したら筆記試験を受ける資格が得て筆記試験合格者は1年間のインターンを経験すると実技試験を受ける資格を得て実技試験合格者に理容師免許・美容師免許が与えられるって仕組みです
なので免許がなくても店舗で働けるんです、ですが独立して店舗を構えるには免許証が必要になってきます
昔、某カリスマ美容師が共同経営で店舗出した時に、あの人免許ないで、とチクられて問題になりましたが某カリスマ美容師さんは試験には落ちたけど腕が良くて忙しくなって免許取らずに有名になり、店舗出しませんか?と誘われて共同経営者のもう1人の方が免許持ってるのでいいか、と店舗出したらチクられたって事なんですよね~
チクんなやって話ですが有名になると妬みや、やっかみがあるのが世の中、目立ちすぎるのも良くないんですよね(;^ω^)
法律は毎年改正されて当事者の私達でも細かい所は把握できてないとこもありますが・・・・
最近は美容室で顔そり(レディースシェービング)をされてる店が出てきてます、一部では法改正で出来るようになったと聞きますが
出来れば理容室でされるのをお勧めします、インターン時代に徹底的に顔そりを仕込まれますので経験が違いますし、理容室には剃刀や鋏の消毒機器の設置が義務付けされおり刃物を使う仕事上、消毒法や止血法も学んでいます
顔そりしてる美容室にも消毒機器置いてあると思いますがやっぱりね
この他にも管理理容師って免許もありますがまたの機会に。
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